2006年12月06日

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? − 林 總 − vol.82

■一言で!
  会計を学んでみたいと思う人は、多いと思いますが、なんとなく
 ちょっと難しそうですよね。

  この本は読み物仕立てで、ストーリーを読んでいるうちに、自然と
 会計の概要が学べるようにできてます。

  父親の死で、突然社長になっちゃた主人公の由紀ちゃんを応援しながら、
 経営者の視点で、会計がわかるようになりますよー



餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
林 總
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 41

■僕の感心
  会計は、「だまし絵」で、「隠し絵」です。
 
  まず「だまし絵」。 会計は、会社の状態を正確に表すものではなく、
 実態よりも少し良く見せたり、悪く見せたりすることがよくあります。
  そして、「隠し絵」。会計資料をよーく見ると、隠された不思議な絵が
 浮かび上がってきます。

  これはなんとなく、わかりますよね。
  でも、大事なのは、それをどうやって見抜くかということ。
 
  例えば、1貫500円の大トロと100円のコハダはどっちが儲かるか?
 原価は大トロのが250円、コハダが50円とします。単純に考えれば、
 大トロの利益は250円、コハダは50円なので、大トロのほうが儲かり
 そうですが、ここに資金量という考え方を持ち込みます。

  売れる数は、高い大トロは1日8貫、安いコハダは100貫と
 なるとどうでしょう?
  そうですね。1ヶ月トータルの利益は、コハダのほうが大きく、経営的には
 有利となります。

  なるほど、わかりやすい!!

  こんな感じで、損益計算、キャッシュフロー、逆粉飾決済までを
 紹介してくれます。

  計算や電卓はいらない会計の勉強本ですね。


 …★おまけ バランススコアーカード

   最近は、バランススコアーカードを管理会計にとりいれる
  ところが増えてますね。
  
   バランススコアーカードについては、ただいま勉強中です!という
  状況なのですが(^^;、
   経営の真のプロフィットセンターは、「顧客」であるという考えは、
  非常によいですね。



■こんな人にお勧めです!

 ・会計や経営に興味のある人
 ・数字が苦手でも学び人
 ・主人公由紀ちゃんといっしょにどきどき・はらはらしたい人