目の前の机も、コップも、音楽も、ペンも、紙もみんなだれかの仕事の
結果としてそこにある。
「こんなもんでいいでしょう」という仕事もあれば、「丁寧に時間と
心がかけられた」仕事もある。
そういういいモノを作っている人たちの働き方や仕事を紹介しながら、
働き方について考え直させてくれる本。
■僕の感心
「働き方研究家」の肩書きをもつ西村さんとは、以前SoundExplorers
というプロジェクトで一緒に働いたことがある。
とても素敵な人だ。
この本の中で紹介されている人たちも、とてもすごいし、素敵な人ばかり。
デザイン関係の人が多く紹介されているが、それ以外にも
プラモデル作りの会社、天然酵母パンのお店、サーフボード製作など、
素敵な仕事をしている人がたくさんいる。
なにが素敵かというと、「今日はどうやって働こうか」と考え、
自分の働き方を自分でデザインしているから。
仕事を「自分の仕事」にするポイントは、仕事に自分を合わせるのではなく、
自分の方に仕事を合わせる力を持つこと。
たとえサラリーマンでも、自分の仕事のオーナーシップは、
常に自分でもっていたいね。
…★おまけ 観察力を養おう!
エスキモーは雪を示す100種類の名前を持っているそうです。
僕らは、粉雪、牡丹雪、など数種類しかもっていない。
これは、雪に対する観察力と感受性に大きな差があるからだと思いますが、
いいシゴトをするために、観察力は伸ばしていきたいですね。
SoundExplorersの仕事をしていた時に、サウンドデザイナーの川崎さんに
「耳を開く」というワークショップをやってもらったことがあります。
数分間じっと耳だけに集中していると、いろんな音が聞こえてきて、
びっくり。こんなにも、音に囲まれて、暮らしているんですね。
■こんな人にお勧めです!
・働き方を変えてみたい人
・いい仕事している人たちにふれてみたい人
・会社のグチが最近増えた人