給食と聞くと、たいていの人はいくつかの思い出が思いだされて、
ああ懐かしい・・と思う。
この「懐かしさ」とは、いったいなんなのか?
味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚という感覚をつかった直接的な
体験が懐かしいと思わせる大元のようです。
給食の味はなぜ懐かしいのか?―五感の先端科学(サイエンス)
posted with amazlet on 06.09.07
山下 柚実
中央公論新社 (2006/07)
中央公論新社 (2006/07)
■僕の感心
この本は、感覚器官のサイエンス本。
味覚:給食の味はなぜ懐かしいのか?
嗅覚:ニオイでつながる恋人たち
触覚:「痛いの痛いの飛んでいけ!」の正体
聴覚:掃除機から「快音」が聞こえる?
視覚:「脳」が見ていた
どれも気になる感覚ですが、僕が一番気になるのは、聴覚。
聴覚は、比較的簡単にその脳力を伸ばすことができる。
やり方は簡単。5分間だまって、音を聴くことに集中します。
どんな音が聞こえますか?
エアコンの音、パソコンの音、車の音、自動販売機の音・・・
など、普段はあまり聴こえなかった音がたくさんあることに
気がつくはず。
カクテルパーティ効果なんて呼ばれるように、僕たちは
知らない内に「聴きたい音」だけを選択して聴いている。
自分の周りの世界にどんな音があるか、ちょっと聴いてみよう。
…★おまけ 静岡科学館「る・く・る」に行ってみたい
この本の中で紹介されている「る・く・る」は、身体と五感を
通して、ものごとを理解していく科学館
http://www.rukuru.jp/
「おどろきスライダー」は、平坦なところを動くのに、ジェット
コースターに乗っているような感覚が味わえる。
「さっかくスクリーン」は、浮遊感覚と突然視界から人が消えたり
するそうです。
いいね! ぜひ近いうちに行ってみよう。
■こんな人にお勧めです!
・給食の懐かしさの秘密を知りたい人
・感じることの不思議に挑戦してみたい人
・五感をめいっぱい楽しみたい人