猫ミスである。猫ミスとは、もちろん猫が活躍するミステリーのこと。
ユーモアたっぷりのミステリーは、若竹さんファンならずとも、
安心して楽しめるお話しに仕上がっている。
出てくる猫の名前は、8割が小説や映画に出てくる名前からとっている
そうなので、猫バカの人は出典を考えながら読むのも吉。
■僕の感心
舞台は、30人ほどの人間と百匹を超える猫が暮らす通称・猫島。
猫好きの僕としては、こんな猫の楽園があったら、ぜひ行ってみたいと
思いますが、実際にはこんな素敵な島はありません。残念です。
ミステリーなので、内容については、もちろん書きませんが、
猫+ミステリーというと、ちょっとドロドロした系と誤解されるかも
してませんが、真夏の猫島はそんなことはありません。
ほのぼのとたくさんの猫の活躍を楽しみましょう
…★おまけ 若竹さんを読むようになったきっかけ
若竹さんはミステリー作家ですが、僕が若竹さんを読むきっかけに
なったのは、「マレー半島すちゃらか紀行」という旅本。
若竹さんら個性的な女性3人が、マレー半島を怒涛のごとく旅し、
さまざまなネコブル(トラブルの小さいのね)にあいつつ、その度に
貴人が現れ、助けてくれるという、実に変な旅行記(?)。
でも、これがめちゃめちゃ面白い。
■こんな人にお勧めです!
・もちろん猫好きの人
・明るい日の光の中でミステリーを読むのが好きな人
・自称 猫バカの人