26年間聞きなれたドラえもんの声が、大山さんから変わってから、
もう1年半。僕は、新しい声には、まだちょっと不思議感がある。
そんな大山さんの自伝的ドラえもん思い出話。
大山さんの人間味あふれるエピソードもたくさんあって、読んでいると
ちょっとうるるとする場面も多い。(電車では読まないほうがいいかも)
■僕の感心
大人になると、ドラえもんのことを話題にすることは、もちろんあまり
なくて、たまにあっても、秘密の道具のことが多い。
欲しい道具は?なんて聞かれると、「どこでもドア」や「タイムマシン」、
「ほんやくコンニャク」なんて答えたりする。
でも、この本を読んで、改めて、あぁそうだなぁ〜と思ったのは、
ドラえもんの言葉遣い。
ドラえもんは、実はとてもよい言葉遣いをしている。
近所の人に会えば、「こんにちは」と挨拶し、目上の人には、
「はいそうです」「いいえ違います」とちゃんと敬語を使います。
これは、大山さんが「子守り用」ネコ型ロボットのドラえもんは、
悪い言葉はインプットされていないはずと思ったからだそうです。
子どもが乱暴な言葉を使っていたら、ドラえもんみたいに話しなさいと
教えたら、すこしはいい言葉遣いになるかもね。
…★おまけ でもやっぱり、道具のはなし
僕の欲しい道具の一番は、「どこでもドア」です。
いろんな国に行ってみたいというものあるけれど、一番の理由は、
通勤に使いたい(^^;
僕は片道1時間半の通勤の間、ほとんど本を読んでいる。
それはそれで、有意義なんだけど、1日の8分の1にあたる3時間を
通勤じゃないことに使えたら、もっといろんなこともできそう。
■こんな人にお勧めです!
・ドラえもんと大山さんが好きな人
・26年前小学生だった人
・つい、ぼくドラえもんと大山さん口調で言ってしまう人