人間が現れたことで、南極が壊れはじめた。
地球温暖化にせよ、ゴミ問題にせよ、人間がいなければ起こらなかったこと。
僕らが、ちょっと危機感をもって、便利さや快適さといった欲求を少し
我慢することができたら、南極を救えるかもしれないね。
さぁ 南極から、はじめよう!
■僕の感心
南極が壊れる原因は、地球温暖化による永久凍土の融解と南極探検隊が
残していった大量のゴミ。
ドラム缶や鉄くずといったゴミが、放置されている。
そのゴミの山を越えて、繁殖地へ向かうペンギンは、ワイヤーで傷つき
白いお腹が赤く染まっている。
プラスチックの輪が、くちばしにひっかかり、取れなくなったペンギン。
これらは全て、人間が南極に来なかったら起こらなかったこと。
南極を調べることは、地球の歴史を解明するために大切なことなのは、
よくわかるけど、雪と氷のなかで暮らしていた生き物たちの幸せな暮らしを
奪う権利は、人間にはない。
藤原さんが言うように、南極とペンギンを守るために
僕らにもきっと何かができるはず。
南極から、始めよう!
…★おまけ 藤原さんのHPを見て
http://www.natures-planet.com/ の「長期環境プロジェクト」を
見てください
南極にゴミがあることは、他の本などでも知っていたけど、
こんなにたくさんのゴミがあるとは、思わなかった。
僕らが今すぐにできることはなんだろう。
■こんな人にお勧めです!
・南極に興味ある人
・ペンギンが好きな人
・地球のためになにかしなくちゃと思っている人
「南極の氷が融けるということは、
地球のクーラーが壊れるということ」
・・・・・そんな言葉に、
ああ、南極と我々の暮らしは、実は直結しているんだなあ・・・・と、思い知りました。
説教臭くなく、写真も文章も美しい素敵な本ですよね。
ほんとそのとおりですよね
僕も、読んでいて、とても南極って身近なものなんだぁと感じました
きれいな南極がはやく戻ってくるために、僕でもできることがないか考えています