クリティカル・ワーカーとは、前例のない仕事に挑戦し、自ら新しい価値を創造する突出した個人のことを言います。
自分の能力をフルに使えるような仕事のやり方は「100人に1人くらいしかできない」とこの本では言っていますが、その1人になるための具体的なノウハウを提示してくれます。
クリティカル・ワーカーの仕事力
posted with amazlet on 06.06.15
赤堀 広幸
ダイヤモンド社 (2005/09/01)
売り上げランキング: 1,108
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■僕の感心
「24時間働けますか?」なんてCMが普通に受け入れられていた90年代。長時間働くことで、その先には生活の安定や幸せがあると誰もが信じていた。
でも、バブルがはじけて長時間働くことの意味は薄れ、求められるのは自ら新しい付加価値を創造できる人になっている。そこがむずかしい・・
その「自ら新しい付加価値を創造できる人」が「クリティカル・ワーカー」です。
クリティカル・ワーカーは、天才にしかなれない存在ではなく、自分の仕事への取り組み姿勢とブレークスルー思考に依存すると本書では言っています。
うれしいねー。とはいえ、全員ができるはないようで向き不向きもあるとも言っていますが、まずは挑戦、挑戦。
この本で示されているクリティカル・ワーカーになるための具体的なノウハウは、
1.目標をもつ
・問題を放置しない
・目標を設定する
2.頭を使う
・先に理想を考える
・「なぜなぜ思考」で考える
・ブレークスルーの方法論を見出す
3.人を巻き込む
・他社を巻き込む
・シナリオを共有する
4.成果を出す
・リーダーシップを発揮する
・成果を共有する
と、なっている。
正直ちょっと難しそう・・。
でも、「ゴールから逆算するプロセス」など、すぐに実践できそうなノウハウもたくさんあるので、できるとことからやっていけば、クリティカル・ワーカーに近づけそうだ。
■こんな人にお勧めです!
・能力を持て余していると思っている
・仕事ができるようになりたいと思っている
・ワークスアプリケーションズの急成長の秘密に興味がある