はっぴぃさんは、こまったことやねがいごとをきいてくれます。
のろのろの男の子は、のろのろ歩いて、はっぴぃさんに会いにいきます。
あわてんぼうの女の子は、あわててバスに乗って、はっぴぃさんに会いに
いきます。
ふたりのお願い事は、のろのろとあわてんぼうじゃなくなること。
でも、はっぴぃさんには会えませんでした。
■僕の感心
まだ、あったこともないはっぴぃさんに会いに。
別々に出発した男の子と女の子は、途中でも何度も出会いますが、
お互いがはっぴぃさんに会いに行く途中だとはわかりません。
はっぴぃさんがときどきくるという、おおきな石のまえで、やっとあのこも
はっぴぃさんに会いにきたんだとわかります。
そして、待ってもはっぴぃさんは、二人の前にあらわれません。
二人は、自分のお願いのことを相手に話します。
そして、
女の子はのろのろの男の子にこう言います。
「きっと のろのろは なんでもていねいだからだと おもうわ」
男の子はあわてんぼうの女の子にこう言います。
「あわてるのは なんでもいっしょうけんめいだからだと おもうよ」
そっか
のろのろはていねいなんだ
あわてんぼうはいっしょうけんめいなんだ
こんな暖かいことばで、相手をわかってあげられる。
読んでいてすごく暖かい気持ちになれました。
…★おまけ 自分のはっぴぃさんをみつけよう
欠点も見方を変えてあげると、すごい長所になる。
普通、自分の欠点って、やっぱり嫌なものだし、なんとかして
変えていこうと思ってしまうものだけど、たまには見方をかえて、
自分の欠点を長所としてみてあげよう。
■こんな人にお勧めです!
・ぱっぴぃさんにお願い事がある人
・絵本を読んで、暖かい気持ちになりたい人
・欠点を長所としてみてみようと思った人