2006年07月07日

  さいごのまほう − 中島和子 − vol.21

■一言で!
  もうすぐ魔法が使えなくなる年老いた魔女のおばあさんは、
  最後の魔法として「いいもの」に変身したいと考えます。

  いろんなものに変身してみても、なかなか「いいもの」は見つかりません。
  花になっても、鳥になっても「いいもの」ではありませんでした。

  おばあさんは、最後にベンチに変身します。思いかけずベンチに変身して
 しまったおばあさんは、やっと「いいもの」をみつけました。

さいごのまほう
さいごのまほう
posted with amazlet on 06.07.07
中島 和子 秋里 信子
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■僕の感心
  年をとると魔法がつかえなくなる。おばあさんは、
 自分が魔女でなくなる日が近いことに気づき、みんなに
 「まぁ かわいい」、「とってもすてき」と言われるような
 「いいもの」に変身することをいっしょうけんめい考えます。

  花になってみました。
   でも、地面の冷たさはじんじん伝わってくるし、
   だれも気がついてもくれません。

  鳥になってみました。
   鷹に追いかけられ、散々な目に。

  魔女のおばあさんは町に行ってみることに。いつもなら魔法のほうきで
 あっという間なのに、歩いていかなくてはいけません。
  坂道をふぅふぅ言いながら歩いていると、後ろから小さな男の子が、
 背中を押してくれました。

  でも、疲れたおばあさんは、坂の上に座り込んでしまいます。
 男の子は、「ここにベンチべんちがあったらいいのに」と
 いつも思っていました。

  おばあさんは、泣きながら坂を登ってくる小さな女の子をみつけ、
 ちょっと座らせてあげようとベンチに変身します。

  おばあさんは、ほんとはベンチになりたかったわけではないけど、
 おばあさんのベンチの周りには、魔法のように人がたくさんやってきます。

  きっとおばあさんは「いいのも」を見つけたんでしょうね。
  
 
 …★おまけ 最後にひとつだけ魔法が使えたら

   そう言われたら、魔法をつかってなにをしたいだろう。

    アラジンは魔法使いのジニーを自由に! 
    おばあさんはみんなのためのベンチに!

   みんな、人に喜ばれることに最後の魔法を使ってることが
   多いみたいですね。

   僕は、そうですね。やっぱりなにかいいものを残したいけど
  なにがいいだろう・・
 
   なにが残せるか、ちょっと考えてみよう。



■こんな人にお勧めです!

 ・最後の魔法をつかってなにができるか考えてみたい人
 ・なにかを残したいと思っている人
 ・人からよくいい人と言われる人

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