ネット世界で、なんとなく万能感があるGoogle。
たぶん何はなくなっても、Googleだけはなくなったら困ると思っている人も
多いはず。
そんなGoogleは、既存のビジネスを破壊し、gooogleな世界をどう作っていくのか
ということがわかりやすく書いてあります。
グーグル-Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
posted with amazlet on 06.07.10
佐々木 俊尚
文藝春秋 (2006/04)
文藝春秋 (2006/04)
■僕の感心
Googleの話がもちろんメインですが、ネット・Googleをとりまくいろいろな環境や
要素についても書かれているので、ネットについて広く知識を持っておきたいと
思っている人にも読みやすい。
羽田空港周辺の民間駐車場が、既存の大手旅行雑誌の広告で失敗した後に、ほとんど
ネット素人だったにもかかわらず、ホームページを立ち上げ、Googleのキーワード広告を
使って成功した例などもあり、そうなんだと納得。
でも最後には、今後のGoogleが作る世界観が想像で書かれているけど、
これはちょっとこわいーーー
例えば、
2008年:グーグルテレビ
2009年:グーグルモバイル(無料携帯サービス)
:
2020年:グーグルの映画監督がグラミー賞を受賞
:
2072年:人間の知能を超えるロボットプログラム
:
そして
「グーグル八分」
そう、Googleから排除され、検索でヒットしなくなること。
これはサイト運営者にとっては死活も問題。
Googleは、「基本的には検索結果には手を加えない」とは、言ってますが・・・
ちょっと無邪気で格好いいというイメージだけじゃ語れないGoogleの未来の姿が
あるのかもしれない。
…★おまけ この10年で大きくネットは変わる
Web2.0なんて言葉が、一般の新聞にも使われるようになって、当たり前の
ようにネットが生活の必需品になっているように、ネットはなくならない。
いろんな企業やベンチャーがみんな、次のGoogleになろうと狙っているなかで、
Googleがどう変わっていくのは、とても興味がありますね
一応僕もGoogleを超えてみたいと、密かに(非常に慎ましく)思っています(^^;
■こんな人にお勧めです!
・なんでgoogleだけが?と思っている人
・ネットの将来について興味のある人
・Googleは使わない、おれは○○派だ!という人