レンタル家族という言葉は、聞いたことがあったけど、レンタルお姉さんと
いう言葉は、この本ではじめて知った。
学校も行かず働いていもいない「ニート」と呼ばれる人たちと向き合い、
新たな行動を起こすようにしてあげる女性(男性もいる)のことです。
■僕の感心
タイトルに気を引かれて読み始めた本ですが、読んでいくうちに、
レンタルお姉さんと呼ばれる彼女たちの行動に、すごい!と思わされた。
レンタルお姉さんの仕事は、ニートの若者と交流して、彼らが自宅にひきこもる
生活をやめさせること。そして、就学や就労に向けて新たな行動をとらせること。
まず、彼女たちは、はじめに毎週1回手紙を出します。その後1ヵ月後に電話。
そしてついに訪問。
相手は人と会うことが苦手なタイプのことが多いので、当然相手には拒否される。
それでも、彼女たちは時間をかけ、拒否をのり超えて交流に結びつけていきます。
その彼女たちは、特別な人ではなく、彼女たち自身も「自分らしく生きたい」と
試行錯誤している普通の女性。
心を動かす特別な技術はなく、好き嫌いを超えて、コミュニケーションをしていき
ながら、共感しあい、尊重しあう。
こんな人たちがいるんだ ということに驚きました。
…★おまけ ドラマ「憧れの人」をみてみたい
2001/10/25にCX系で秋のドラマスペシャル「憧れの人」というドラマを
やっていて、永作博美さんが「レンタルお姉さん」役をやっていたそうです。
この本とは全然内容が違うようですが、ちょっとみて見たい気がしますね。
■こんな人にお勧めです!
・レンタルお姉さんって何?という人
・「尊敬」と「共感」で相手とつながりたい人
・コミュニケーションについて考えてみたい人