「アウトプット優先主義」を理系的といえば、理系的なのですが、
理系的仕事術という言葉に引かれて、読み始めたので、その面ではちょっと残念。
でも、16個の「○○法」と名づけられたテクニックは、すぐにつかえる
内容なので、身につけると仕事がスムーズにいくようになりそう。
仕事に活かす“論理思考”
posted with amazlet on 06.07.18
本田 有明
筑摩書房 (2005/01)
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■僕の感心
著者のいう16個の「理系的テクニック」で、
僕がこれいいぞ!と思うのは次の3つ。
「不完全法」 :いつもの完璧主義さえ捨てれば、仕事はスイスイ、
気分は爽快
「ひと言法」 :長い企画も「ひと言でいえばこうです」とまとめられる
ようにしよう
「コピーペースト法」 :「学ぶ」は「まねぶ」。オリジナルな仕事の
前には他人の仕事をまずコピー
特に、ひと言法は、僕が最近ちょっと意識して実施しようとしていて、
気になるところ。エレベータピッチなどと、言われるものも同類のテクニック。
エレベータに乗っている長くても30秒くらいの時間の間に、自分の企画を
売り込めるくらい簡潔に説明できないと、その企画は通らないというものですね。
どんなものでも、短く説明できる技術は、身につけておいて損はないと思う。
コピーペースト法もいいですねぇ。
トリンプの吉越社長のいうTTP(徹底的にぱくる)と同じです。
僕は、「ナンバーワン 真似すべし」とよく言ってますが、やっぱり
ナンバーワンにはナンバーワンなりの理由があるので、まずこれを徹底的に
真似してみるというのは、おすすめです。
…★おまけ 目新しい技術はもうない
仕事がうまくできるようになるためのテクニックは、もう目新しいものは
あまりないように思える。
あとはそのテクニックをいかにして、普段から使っていくかと
いうことで、大きな差がついちゃう。
でも、その「普段から使う」というところが一番難しい・・・。
■こんな人にお勧めです!
・仕事をスムーズにやる方法を考えてみたい人
・根っからの超文系の人
・楽して成果は上がらないと思っている人