2006年09月15日

海の環境100の危機 − 東京大学海洋研究所 − vol.53

■一言で!
  自然浄化作用の限界を超えてしまったかのような現代。
  酸素と栄養を運び、老廃物を浄化してくれる海は、地球環境を
 維持するのに大きな役割を果たしている。

  そんな海についての研究から、誰にでもわかりやすいトピックを
 100項目あげて、解説してくれる。

  イラストもわかりやすいので、子供といっしょに読むのもおすすめ。



海の環境100の危機
海の環境100の危機
posted with amazlet on 06.09.15
東京大学海洋研究所DOBIS編集委員会
東京書籍 (2006/07)

■僕の感心
    ショッキングだったのは、海に捨てられたゴミ。

  1991年の調査では、日本海溝の水深6278mのところに、
 「マネキンの首」が、落ちていたそうです。
  発見した人は、さぞ驚いたことでしょう。

  1年後に再調査した時には、1cmほど埋まっていて、イソギンチャクが
 付着していました。5年後に調査した時には、完全に堆積物の下に
 埋もれていて、深海のため、海流の影響などもほとんど受けないので、
 ゴミはいつまでもそこにとどまり、もう取り除くこともできません。

  他にも、2002年のクリーンアップキャンペーンでは、
 日本で2390本、世界75カ国で39860本の使い捨てライターが回収されています。
  
  僕たちにできることは、海にゴミを捨てないことと、ゴミを拾うことですね。

  ゴミ以外のことについても、海の環境危機について、考えるきっかけに
 なる本です。


 …★おまけ ゴミを3つ拾おう!

   先週、6家族でキャンプに行った時のこと。

   テントを撤収し、片付けも終わって、さぁ帰ろうかと思っていたところ、
  一人のお母さんが子供達にむかって、「ゴミを一人3つ拾って、
  来た時よりもきれいにして帰ろう」と言っていた。

   もちろん、子供は必死で3つ探して拾ってました。(^^

   いいねぇ こういうわかりやすい言い方をされると、子供ならずとも
  大人も、ちゃんと拾っちゃいますね。



■こんな人にお勧めです!

 ・海の環境危機について知りたい人
 ・海で遊ぶのが好きな人
 ・ゲイコツナメクジウオに興味がある人

2006年09月12日

南極がこわれる − 藤原 幸一 − vol.50

■一言で!
  人間が現れたことで、南極が壊れはじめた。
  地球温暖化にせよ、ゴミ問題にせよ、人間がいなければ起こらなかったこと。
  
  僕らが、ちょっと危機感をもって、便利さや快適さといった欲求を少し
 我慢することができたら、南極を救えるかもしれないね。

  さぁ 南極から、はじめよう!


南極がこわれる
南極がこわれる
posted with amazlet on 06.09.12
藤原 幸一
ポプラ社 (2006/07)

■僕の感心
   南極が壊れる原因は、地球温暖化による永久凍土の融解と南極探検隊が
  残していった大量のゴミ。

   ドラム缶や鉄くずといったゴミが、放置されている。
   そのゴミの山を越えて、繁殖地へ向かうペンギンは、ワイヤーで傷つき
  白いお腹が赤く染まっている。
   プラスチックの輪が、くちばしにひっかかり、取れなくなったペンギン。
   
   これらは全て、人間が南極に来なかったら起こらなかったこと。
   
   南極を調べることは、地球の歴史を解明するために大切なことなのは、
  よくわかるけど、雪と氷のなかで暮らしていた生き物たちの幸せな暮らしを
  奪う権利は、人間にはない。

   藤原さんが言うように、南極とペンギンを守るために
  僕らにもきっと何かができるはず。

   南極から、始めよう!

 
 …★おまけ 藤原さんのHPを見て

   http://www.natures-planet.com/ の「長期環境プロジェクト」を
  見てください

   南極にゴミがあることは、他の本などでも知っていたけど、
  こんなにたくさんのゴミがあるとは、思わなかった。

   僕らが今すぐにできることはなんだろう。



■こんな人にお勧めです!

 ・南極に興味ある人
 ・ペンギンが好きな人
 ・地球のためになにかしなくちゃと思っている人